ゲーム録

テレビゲームについて語る

 スーパーマリオサンシャイン (SUPER MARIO SUNSHINE)


3Dアクション
任天堂 2002年7月19日発売 ゲームキューブ

NINTENDOSOFT

バカンスでも戦うマリオ

マリオはピーチ姫とその執事のキノじいやキノピオたちと、休暇で南国リゾートアイランド「ドルピック島」へやってきた。
ところが、まぶしい太陽の光でさんさんと輝いているはずの島は薄暗い。
そして、マリオに似た半透明の影のような人物がペイントで島のあちこちを汚していて、マリオは濡れ衣を着せられてしまう。
島をきれいにすることを任命されたマリオは仕方なく背中にポンプを背負い、放水でペイントをきれいに洗い流していく。
謎の人物をマリオは捕まえられるだろうか……。



ポンプと共に


今度のマリオはポンプという道具を背負ったまま冒険にでる。
ペンキまみれの住人モンテ族とマーレ族をきれいにしてあげたり、敵に放射して攻撃をしたりする。
Rボタンを軽く押しながらだと放水しながら走り回ることができ、グッとボタンを押し込めばその場にとどまって放水をする。
その時、Cスティックで放水の方向を変えられる。ルイージマンションの時も掃除機の吸い込み口の方向を定めるのにCスティックを使っていたが、今回はYボタンでマリオの視点に切り変えられて少しねらいが定めやすくなった。


ポンプのノズルを拾うと違った方法で放水できるようになる。
ホバーノズルは一定時間中を浮いたまま移動できる。ジャンプをしてすかさずRボタンを押すと高い位置をキープしたまま移動できる。
ロケットノズルはものすごいいきおいで噴射し、とても高いところまでジャンプができる。
ターボノズルはマリオをダッシュさせることができて、Aボタンを押せばジャンプをして遠くまで飛べる。水中でも勢いを付けられる。
通常のノズルと拾った特殊ノズルはXボタンで切り替えられるが、特殊ノズルは1つしか装着できないので、他のノズルが必要になったらその場所まで取りに行かなくてはならない。


ステージの中にはポンプを謎の人物に一時的に奪われたという設定で、通常のマリオのままクリアしなくてはならないコースもある。
そういうコースはホバーノズルなど補助があると簡単になってしまうコースということかもしれない。



マリオのアクション

3段ジャンプやヒップドロップ、横宙返りなど従来のアクションをはじめ、レバーを一回転させてジャンプするスピンジャンプやボディアタック、ヘッドスライディングからの前転跳びなど多彩。
ロープを使って大ジャンプをしたり、ロープにつかまって大車輪をしたりもする。
ヨッシーも登場する。ヨッシーにフルーツを食べさせるとジュースを噴射する。



ドルピック島の探索


拠点となるのがドルピックタウン。そこから各ステージへと出向く。
1つのステージには8つのストーリーがある。ステージはスーパーマリオ64と同じような箱庭で、中ボスを倒せとか、赤いコインを8枚集めろとか、お題を変えて同じステージ内を探索する。
シャインのあるところまでたどり着くとか、お題を達成してシャインを出現させそれを取ると1ストーリーのクリアとなる。
一定個数のシャインを集めなければ次へのステージへと進めない。


ステージ内には青いコインが落ちている。これは同じステージ内なら各ストーリーほぼ共通で取得できるので、いつ取ってもよく、取ったらすぐにセーブができるのでそのままステージを抜け出してもいいようになっている。
青いコインはシャインと交換してくれるお店があり、コンプリートするには欠かせないが、すべて見つけるのは大変。


常に道具を持っているから、やはりスーパーマリオギャラクシーと比べると操作は難しめ。
ストーリーごとにノルマはあるものの、マンホールから入っていく地下道があったり、気ままにステージを探索できるのはよい。
メインとなっている場所は違うことがあるものの、同じステージに8回も入っていくので、NEWマリオやマリオギャラクシーのようにコースをクリアしていくタイプと比べてしまうとボリュームが少ないと感じてしまうかもしれない。
全部を3Dで作って自由に動けるとなると、作るのも大変だということなんですね。
いやでも、マリオギャラクシーは箱庭のような空間もあるから、すごいボリュームだな。



ジャケット
スーパーマリオサンシャイン