ゲーム録

テレビゲームについて語る

 マイティボンジャック (mighty BOMB JACK)

縦横スクロール型アクション
テクモ 1986年4月23日発売 ファミコン
テクモ 2007年2月6日バーチャルコンソールダウンロード開始

SONOTASOFT VIRTUAL-CONSOLE

飛びゲー

身にまとうマントは伊達じゃない?
プレイヤーが操作するジャックはマリオよりも高いジャンプを飛ぶ。ふわふわと空中を浮遊して徐々に落下していく。上下ボタンでその速度をある程度コントロールできるものの、難易度が高いゲームだ。


なぜかあちこちに落ちている爆弾だが、これは導火線に火がついた順番に取っていくことで得点が加算されていく。はじめは無理をせずに行った方がいいだろう。


とらわれた王家の者たちやジャックの兄たちを救うため、ジャックはピラミッド内部へと潜入する。
全部で16面あり、王家の部屋と呼ばれる場所まで行き着き、画面内の爆弾を全部取ればクリアとなる。
途中、兄たちがとらわれている奴隷部屋や隠し部屋などが存在する。
同メーカーの「ソロモンの鍵」もそうであったように、クリアまでに入手したアイテムでエンディングが若干異なるのだ。

マイティコイン

通路の至る所にある宝箱は上に乗りジャンプすると中身を取ることができる。ほとんどは得点加算だが、中にはマイティコインというパワーアップアイテムが入っていることがある。
1枚使うとオレンジの宝箱をあけることができ、2枚使うと宝箱に触れるだけで中身を入手でき、3枚使うと画面内の敵がすべてコインに変わる。

パワーアップするごとにジャックの色が変わり、数回ジャンプすると1段階パワーダウンするという仕組みなので、コイン3枚使った後1段階パワーダウンした第2段階の状態になったとしても、また1枚コインを使うだけで画面内の敵がコインに変わるというわけだ。
コインは10枚ストックしてしまうと強制的に拷問部屋へと連れて行かれるという理不尽なことが起こるので、ケチケチしすぎてもよくないのだ。


そのほかにも残りのタイム数を増やすアイテムがあるが、これも取りすぎると同じようになるので気をつけなくてはいけない。

隠し部屋

隠し部屋への入り口はスフィンクスのアイテムを取ることによって開かれる。
このゲームでは宝箱以外にもアイテムが隠されていることがあって、何もない地面や椰子の上をジャンプするとアイテムが出てきたり、穴があいて他の道が通れるようになったりする。
エンディングにも関わってくる水晶のアイテムを入手するには隠し部屋へと行くことが必要となる。


ただ単に最後まで行き着くだけじゃなく、隠し部屋までくまなく探索したときに100%の達成になるというのは、先駆け的でもあったかもしれない。
たとえばスーパーマリオワールドでもラストボスを倒しても100%の達成率とはならず、すべての隠しステージを見つけることが第2の目標となるように、やり込み要素があるといえる。ただ、それがこのゲームではわかりずらいということ。