ゲーム録

テレビゲームについて語る

 パジャマヒーロー NIMO

横スクロール型アクション
カプコン 1990年12月7日発売 ファミコン

CAPCOMSOFT

敵に乗り移り

映画を原作としたゲームのようだ。カプコンらしく、版権ゲームでも大いに楽しめる仕上がりだ。
主人公ニモが夢の世界で悪と戦う。パジャマ姿のままで、武器らしい武器といったらキャンディ。敵にキャンディを当てると敵はしばらく動きを止める。
また、特定の敵はキャンディを食べるのでいくつかキャンディを放り投げてやると眠ってしまう。眠っている隙に乗り移ることができる。着ぐるみのような姿に変身したり、背中に乗って操ったりする。セレクトボタンで通常の姿に戻る。「星のカービィ」('93)に似ているかもしれない。


ステージのどこかに次へと進める扉があり、その横には複数個の鍵穴がある。その鍵穴と同数のカギを見つけるとステージクリアとなる。通常のニモでは取れないところにもあるので、乗り移りは欠かせない手段だ。



攻撃能力

ニモは敵を踏んづけてやっつけることができないが、カエルなどに乗り移れば踏み殺すこともできる。ゴリラはパンチで敵を倒せるが、踏みつけはできない。乗り移っている時でも敵と接触すればライフゲージは1つ減る。


カエルはジャンプ力があがり、ハチは空を飛ぶ。イモリやゴリラは壁によじ登れ、ヤドカリやモグラは土の中に潜れるがジャンプはできなくなる。ネズミはハンマーで壁を壊せる。そうやって能力を使い分けて進んでいく。

ステージの始めにヒントをくれる人がいるので、それを聞いていればだいたいのことはわかる。終盤は直接攻撃の武器も持てるようになる。



まとめ

汽車に乗ったままの強制スクロールがあったり、海や空などバラエティに富んだステージ構成で全部で8ステージある。コンテニューががきるので、頑張ればそこそこできる。
裏技のステージセレクトは、タイトル画面で十字の上、セレクト、左、右、A、A、Bの順に押し、ステージ数から1引いた数Aを押し、スタート。


結構楽しいゲームなのだが、版権物なので、移植やリメイクは難しそうだ。