ゲーム録

テレビゲームについて語る

 スターフォックス (STARFOX)

シューティング
任天堂 1993年02月21日発売 スーパーファミコン

NINTENDOSOFT

仲間と共に宇宙を飛ぶ

ライラット系という銀河系ならぬとある宇宙の惑星集団。科学を悪用し、追放されたはずのアンドルフが惑星ベノムを拠点に侵略しつつあった。
コーネリアの防衛隊長は超高性能戦闘機アーウィンを乗りこなせる、やとわれ遊撃隊スターフォックスに任務を依頼した。
チームリーダーのフォックスが乗り込む戦闘機を操縦し、3つのルートから敵を討つという、スペースオペラの世界観を持ったシューティングゲーム

フォックスはその名の通り、キツネの姿をしている。仲間は鳥、ウサギ、カエルを擬人化したキャラクターだ。仲間はたまに援護射撃してくれる。
ゲームの最中にも仲間は通信して、お互いの状況を知らせあったり、励まし合ったりしている。 ステージごとにボスがいて、クリアすると仲間の被害状況も確認でき、リーダーとして仲間を救いつつ目的を達成していく。



ポリゴン

視点は自機の後ろで、標準、接近、そしてコックピットの中からの3つの視点に切り替えができる。障害物や敵の戦闘機も3Dで描画されており、移動空間も上下左右で、コースから大きく外れている時は注意を促してくれる。全体は長い箱のようになっているので、その外へは行けない。

ROMカートリッジにスーパーFXチップという三次元描画方面強化回路を搭載している。簡素なポリゴンで表現されているが、それが近未来っぽくもあり、雰囲気をかもし出している。
LRボタンで3Dの機体を傾け、クイックターンできるのが気持ちいい。2回押すとくるっと回転して敵からの攻撃も跳ね返せる。
ただ、初めてプレイする時はそれが敵なのかアイテムなのかなんなのか、わかりにくいところがある。



ゲームの進め方

画面左下にはシールドメーターがあって、攻撃を受けると減少していき、ゼロになると1機失う。右下にはブーストチャージメーターがある。加速や減速したいとき、このメーターが満タンの時しか使用できない。メーターが時間が経つと自動で回復していくが、やたらと使えないというわけ。


攻撃は機体の先端に装備されたレーザー砲。アイテムを取ればツインブラスターになって、両翼から発射するようになるが、翼が壊れている場合は単発のレーザー砲になる。
スマートボムは始め3発持っており、発射して障害物に当たって爆発するか、もう一度ボタンを押せば爆発して周囲の敵機にダメージを与えることができる。
そのほか、シールドがあるが、これらのアイテムは物体と呼ばれるちょっと形の変わった物を取るとパワーアップする。
ダメージ回復のサークルもある。


各ステージ、敵を撃ち落とした数や仲間が生存しているかどうかによってスコアが加算される。トータルスコアが1万点を超えたとき、クレジットが与えられ、コンテニューできるようになる。
3つのコースはレベルによって分けられているので、初めは真ん中のルートから攻め入るとよい。


画面の下に出てくる仲間のおしゃべりが楽しいが、そんな余裕もなくなってきて、ボイスだったらもっと臨場感があるだろうなと思った。