ゲーム録

テレビゲームについて語る

 バイオハザード2 (BIOHAZARD2)

アクションアドベンチャー
カプコン 1998年1月29日発売 プレイステーション
CAPCOMSOFT

その後のラクーンシティ

前作から2ヶ月が経過。今度はラクーンシティの市街地が舞台となる。
ラクーン市警に配属になった新米警官のレオン。
一方で前作の主人公の一人であるアルファチームのクリスの妹クレアは、連絡の取れなくなった兄を捜してラクーンシティにやってくる。
この地に足を踏み入れた二人は、ゾンビが徘徊して壊滅したラクーンシティに驚愕しながらも、市からの脱出を図る。
洋館は爆破されたが、小動物を介して市街地にもT-ウィルスが万延してしまったようだ。


ラクーンシティは大手一社の薬品産業に支えられた市でもあり、内部にはそのアンブレラ社と隠密な関係にある者がいた。
署で見つかったクリスの日記によると、惨劇を招いたT-ウィルスを信じてもらえないとなげいている。
あらたにG-ウィルスの存在を知り、洋館から生還したジルとバリーでアンブレラ本社があるヨーロッパへと向かったようである。



キーパーソン

前作の洋館に残された手紙の中で、エイダという女性に託されたジョンの手紙が見つかっているが、そのエイダが今作では登場する。
彼女はアンブレラ社のジョンという恋人を探しているのだというが、なにか秘密裏に動いているらしい。
ジョンの手紙には自分はウィルスに感染してしまったので、もし君が最後の生き残りなら起爆装置を作動させて脱出しろというようなことが書かれているので、やはりエイダもアンブレラ側の人間なのか……。謎の多い女性である。
レオン編で多く登場する。


もうひとりのキーパーソンであるシェリー・バーキンという少女。
父はアンブレラ社の研究員ウィリアムで、彼はG-ウィルスを開発した。
しかし彼はアンブレラ社と対立関係にあったようで、G-ウィルスを回収するためにアンブレラ社から送られてきた者たちに追い回される。
ウィリアムも悲しい結末をむかえる。
シェリーの持っているペンダントに何か秘密が隠されているようだが……。
クレア編ではシェリーを連れて脱出することになる。



表と裏

プレイヤーはゲーム開始時にレオンとクレアのどちらかのキャラクターを選んで始める。
それが表シナリオとなり、ゲームクリア後にプレイしていないキャラでの裏シナリオがプレイできる。
これは表シナリオで行動したことが裏シナリオにも影響するというもので、出現する敵などに影響がある。
ストーリー展開はほぼ同じで、表のシナリオをなぞるような形で別の視点からプレイできるというふうになっている。
ザッピングといっても、レオンをプレイ中にクレアの視点に切り替えるというようなことではない。


レオンとクレアでは装備できる物も異なり、レオンはカスタムパーツの装着で武器の性能を上げることができる。
クレアの特技はキーピックで、簡単な鍵を外すことができる。


1回のエンディングまでの道のりは短い方だが、4パターンのストーリーが楽しめ、暗躍する者たちの様子を知ることもでき、内容は濃い。



リメイクで遊ぼう

cover
『バイオハザード 2』
2003.1.23 GC