ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ドラゴンスレイヤー 英雄伝説 (Dragon Slayer The Legend Of Heroes)

ロールプレイングゲーム
エポック社(制作:日本ファルコム) 1992年2月14日発売 スーパーファミコン


PCエンジン版  2007年12月25日
メガドライブ版 2009年2月10日 バーチャルコンソールダウンロード開始

SONOTASOFT

王道のファンタジー

ドラゴンスレイヤーとして6作目にあたる本作は従来とは違ってコマンド入力型のRPGとなった。
イセルハーサという世界が舞台。
その中心にあるファーレーン王国。
国王はモンスターに襲われ命を落としたが、王子はまだ幼少であったためにセリオスは小さい島にあるエルアスタの町で養育されていた。
それから十年。
城内において国の政務を担当していたのはアクダムだった。
エルアスタの町がモンスターに襲われ、16歳になるセリオスは城へと向かうが……。


ゲームのスタート時だけでなく、セーブデータをロードするたびにゲームレベルが選べるようになっていて、「サクサク」では戦闘時以外はどこでもセーブができ、全滅しても戦闘の直前か最後に出た町に戻るかを選択できる。
そのときなんのペナルティもなく、ゲームの難易度はかなり楽になる。
「ドキドキ」ではセーブが町などに限られ、全滅すると所持金半減で最後に出た町に戻される。



システム


ゲーム画面には常にパーティのレベルやHPを記したウィンドウが表示されており、プレイヤーがフィールドを移動している場面や戦争シーンを表示しているウィンドウが小さい。
コマンドはウィンドウが飛び出すドラクエ型。
移動のスピードやメッセージの速さ、戦闘をオートにすることを1人ずつ決められるなどカスタマイズは多数あって最適。


戦闘は「すばやさ」の数値が高いものから順番が回ってきてコマンド入力が可能。
素早いものは他のものが1回攻撃する間に2回順番が回ってくることもある。
ファイナルファンタジーのアクティブバトルとは違って、パーティの順番が回ってくるのを待つことはできず、コマンドを入力しないと先に進まない。
なので、回復魔法を使うモンスターと複数出会ったら、味方Aが敵Aを攻撃、回復される、味方Bが敵Aを攻撃、回復される・・・なんて続いてしまう事態にもなったりする。


レベルアップ時にはボーナスポイントを自分で振り分けることもできる。
「つよさ」はHP、「かしこさ」はMPの上昇率にも関わりがあり、「うんのよさ」は会心の一撃がでる確率が高くなり、「すばやさ」は前記の通り戦闘の順番や回ってくる回数に関わる。
魔法は人から教わって覚える。
覚えていられるのは7つまでで、ほかのものを覚えたいときは上書きして前の魔法を消す。
やってみたかんじとしては1人7つまでは少ない。


広さはそれほどでもなくサクサク進んでは行くのだが、レベル上げがかなり要求される。
それもレベルいくつ以上でないとイベントが進まないといったことまである。
レベルアップ時にHPもMPも回復するのはいいが、もう少しバランスが良ければと思った。