ゲーム録

テレビゲームについて語る

 大乱闘スマッシュブラザーズX レビュー3

コレクション

入手したシールやフィギュアの一覧を見ることができる。
シールは大乱闘の最中にも紙切れのように落ちてくるので、拾っておこう。
フィギュアやシールは撮影用に並べられ、写真を撮って保存もできる。


ステージ作りでは、パーツを画面においてオリジナルの大乱闘ステージが作成できる。

リプレイでは3分以内のプレイデータを保存しておける。
ターゲットをこわせや大乱闘の名場面を記録しておこう。


アルバムは撮影した写真の一覧。
大乱闘中にポーズをかけるとズームアップしたり角度が変えられるので、好きな場面を静止画にすることが可能になっている。
大乱闘のゲーム画面は真横から見る形になっていて、2Dのようだが、でも実は3Dで描かれているのがわかる。

ピーチのスカートもひらり。
マリオくん、のぞきはいけませんよ。


名作トライアルでは、このゲームに登場したキャラクターの本家ゲームが収録されており、1分程度であるが、試しにプレイできる。
この続きはバーチャルコンソールでということだろう。


クリアゲッターというのは、プレイ中にある条件を満たすと開封され、フィギュアや音楽などがもらえる。
ピーチで5回優勝するとか亜空の使者をクリアするとか何とかできそうなものから、ターゲットをこわせで何秒以内にクリアするとか、難しいものまであり、それがまた結構な数があって、これをコンプリートしようと思ったら相当技術がいるだろう。


コインシューターでは、手持ちのコイン1枚を弾丸1発に換算してプレイするシューティングゲーム
敵を撃ち落としていけばシールが入手でき、時折現れるフィギュアに弾を数発当てればそのフィギュアがもらえるというものだ。
手持ちのコインというのは「亜空の使者」や大乱闘のコイン制で得たもの。
「コイン制」とは乱闘中にコインを奪い合うもので、100枚前後は楽に稼げるので、事前にプレイしておくといい。
クリアというのはないようなので、やめたくなったらやめられる。


スナップ写真、作成したステージ、リプレイデータは本体のほか、SDカードに保存しておける。
それらはネット回線を通じて任天堂にも投稿でき、フレンドにも送ることができる。
フレンドの場合は、スマブラのフレンドコードとWii本体のフレンドコードと両方登録した人のみに送信可能になっている。
だから、このゲームを持っていない人には送れないし、保存したデータはスマブラを起動してゲームしているときにしか見られない。


ちなみに、このゲームのセーブデータはWiiメニューからSDカードにもコピーはできない。
ゲーム中にスナップ写真、作成したステージ、リプレイデータをSDカードに保存できるだけで、その他のコレクションデータ等はバックアップがとれないのだ。



Wi-Fi通信

ネット回線を利用して世界の人と対戦ゲームを楽しむモード。
インターネットにつなぐことのできるパソコンに「Wi-Fi USBコネクション」を差し込んで無線でWiiと接続するか、無線LANやアダプタを使用して有線LANに接続することができれば、無料で遊ぶことができる。


接続すると自分のフレンドコードを教えてくれるので、誰かに教えたいときにはメモしておく。
これはWii本体のフレンドコードとは別の物で、スマブラ専用のコードになる。
友達のフレンドコードをお互いにフレンドリストに登録すれば、フレンドと対戦ができる。
最大4人で大乱闘、フレンドと一緒に組み手、2人でホームランコンテストで遊べる。


「だれかと」ではフレンドコードを登録していない相手と遊べる。
このときは自分の名前も相手にわからないし、言葉をかわすこともできない。
それが後腐れなくて、ただ対戦をしたいという人に向いている。
相手を募るので、同じ時間に誰かと対戦したいと思っている人がいなければ当然ながらプレイはできない。
最大4人でおきらく乱闘、見知らぬ誰かとチームを組み2対2のチームバトルが遊べる。


「大観戦」では、誰かが行った「おきらく乱闘」と「チームバトル」のプレイデータを鑑賞できるというもの。
このとき、誰が勝つか手持ちのコインをかけて予想することができる。
また、観戦すると何枚かシールがもらえるのがうれしい。


オプションでは「だれかと」のプレイの観戦を許可するか否か、運営のサービスを受けるか否かの選択ができる。
プレイ観戦を許可すれば、だれかが「大観戦」する可能性があるということだ。
しかし「大観戦」は任天堂が選んで配信しているみたいで、期間限定になっている。
でもあぁ、発売1年くらいは最低でも続けるのではないでしょうか。
運営サービスとは、プレイヤーから任天堂宛に投稿されたスナップ写真、作成したステージ、記録した動画を1日1つずつ配信するサービスのこと。
ターゲットをこわせとかホームランコンテストの映像は、こんなやり方があったのか!と、初心者の私にとっては目から鱗である。




まとめ

このゲームは多人数でやったほうが楽しいことは間違いない。
それも、ネットではなくて、同じ部屋の中で。
でも普段はひとりでゲームをやらない人にも、ネットを使えば多人数プレイできるのはうれしいことだ。
他の人がどんなふうにこのゲームを楽しんでいるのかわかるのもいい。
ステージ作成もかなり個性的なものが送られてくるし、スナップも嘘みたいにバカらしい写真があったりしておもしろい。
これらのデータはフレンド登録していなくても、SDカードに保存してパソコンに取り込み、ネットで配ることもできそうだし。
運営がサービスをやめても作ったステージデータを配布するサイトもきっとあるだろう。
こういうステージを作ればコイン制で2Pをはめさせ、いっぱいコインが稼げるとかね。
迷路みたいなステージ作って、何秒で出口を探して落下できるかとか、大乱闘ではない勝手なルール作って友達に送ってみたり。
そんでそのときのリプレイを送り返したり。
裾野が広いゲームなんじゃないだろうか。



ジャケット
大乱闘スマッシュブラザーズX