ゲーム録

テレビゲームについて語る

 トゥームレイダース (Tomb Raiders)

アクションアドベンチャー
ビクター(開発Core Design) 1997年2月14日発売 プレイステーション

SONOTASOFT

女性冒険家

カナダの山中で雪男を発見してから一躍注目の的となったレイラ・クロフト。
医療やバイオで最先端を行くナトラ・テクノロジーの社長から依頼を受けてインカに眠る秘宝を探索しに行く。
インカ、ギリシア、エジプト、アトランティスと、古代文明遺跡を彷彿させるステージを冒険するアクションアドベンチャーだ。
崩れる床があったり、転がり落ちる岩に押しつぶされそうになったり、針山があったりと、インディージョーンズのような仕掛けが満載。


アドベンチャーといってもバイオハザードのように書類等を見つけて謎を解明していく要素はない。
特化されているのがアクションで、バイオハザードでは自由にジャンプさえできないが、このゲームではレイラが華麗なアクションをしてくれる。


レイラの家では操作方法を教えてくれるので、まずはここで練習。
助走を付けてジャンプからのぶら下がりなど、説明書には詳しく書かれていないが絶対に必要になってくる操作方法を身につけておきたい。



ガンアクション


視点はほぼレイラの真後ろとなっている。
襲ってくるのは主にコウモリやオオカミ、クマといったどう猛な動物たちで、体力ゲージが0になるとゲームオーバーとなる。
レイラの武器は拳銃。しかも両手持ちの二丁拳銃だ。
△ボタンで銃を構える。
このとき耳の脇あたりに構えているが、標的が近くにいると半自動的に手を伸ばして照準を定める。
もし、レイラの左方向に敵がいたら、体の向きは変えず左手だけそちらに銃を向ける。
銃を構えているときに×ボタンで撃つ。
弾数に制限はないが、アイテムとして入手するマグナムやショットガンの弾丸は消費アイテムとなる


□ボタンでジャンプ。走りながらジャンプもできるし、バック宙や横っ飛びも可能。
銃を撃ちながらジャンプや後退もできるところがいい。
まさにハリウッド張りのアクション。
ショートパンツにタンクトップという軽装だが、タフな女性。
バック宙して後方の斜面を蹴り、その反動で向かいの崖に飛びつくなどといったアクロバティックなこともやってのける。


断崖絶壁の足場の悪い場所では横歩きや、ゆっくりとした歩行などができるようになっている。
ただ、方向キーでの横方向への移動の操作性が悪いところが難点。
立ち止まっているときに左右のボタンを押しても体の向きが変わるだけで、横方向へ移動ができないのだ。


×ボタンを使えば縁につかまることができるので、ジャンプして向こう岸に渡るときや、何かにつかまったまま移動するなどに使える。
また、高い場所から落ちるとダメージを受けてしまうので、崖にいったんぶら下がって落ちるなどすると軽減されるようになっている。



シークレット

ステージクリア型のアクションアドベンチャーになっている。
ゴール地点にたどり着くまでに様々な仕掛けがあり、それを解いていくのがアドベンチャー要素となっているのだ。
道すがら、鍵や黄金像などが落ちているのでそれを拾い、扉を開ける。
また、どこかにあるスイッチやレバーを探し出して道を切り開くところもある。



動かせるブロックは押すことも引くことも可能だ。
それを足場にして届かない場所へも行けるようになる。
水の中にも潜ることができるが、酸素ゲージが尽きてしまうと、今度は体力ゲージが減っていき、それが尽きるとゲームオーバーになってしまう。
ゲーム中に文章で何かを教えてくれることはないが、ステージを進めるごとに何がどうなるのかこのゲームでのルールがわかっていけるようになっている。


クリアには関係ないところに隠し部屋が存在するが、それを見つけ出すのもおもしろい。
ステージクリア後にアイテムを取得した数、クリアまでのタイム、敵を倒した数などの評価が出る。
アイテムはそのまま継続され、次のステージでは体力は全快するので後半に備えて温存していく方がいい。
難易度は高いがセーブポイントがいくつかあるので、ある程度のやり直しはきく。
にしても、難しい。難しいがおもしろいゲームってことに変わりはない。



リメイクで遊ぼう

誕生十周年記念にシリーズパート1である今作をリメイク。
ジャケット
『トゥームレイダー:アニバーサリー』
2008.3.27
PS2,PSP,Xbox360,Wii