ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ペルソナ2 罪

ロールプレイングゲーム
アトラス 1999年6月24日発売 プレイステーション

SONOTASOFT

広まる噂

主人公は珠輭瑠(すまる)市にある七姉妹学園(通称:セブンス)に通う高校生。
学園の校章やエンブレムを持ち歩くことがステータスであったのに、最近では身につけていると容姿が崩れるという噂が広まっていた。
どうやら、でたらめな噂でも広まると現実となってしまう不思議な現象が起こっているようだ。


主人公らは噂屋や街の人々から噂話を聞き出すと葛葉探偵事務所でその噂を広めてもらうことができる。
「どこそこでどんな武器を売っていた」という情報は何種類かあるが、自分で都合のいい噂だけを広めて武器を買うことが可能になる。
初めは入れなかった場所も噂を流すことで実際に存在するようになる。
非常におもしろいシステムなのだが、もう少しこれを生かした展開が多くあったら良かったと思う。



謎のジョーカー

自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けると、願いを叶えてくれるというジョーカーがに現れるという「ジョーカー様」という遊びが流行っている。
夢も願いもいなかった人間は影人間にされてしまう。
現れたジョーカーは主人公らのことを知っており、恨みがあるような口ぶりだった。
彼らの周りで起こっている奇妙な現象となにか関係があるのか。
そして差し向けられる悪魔達。
主人公たちに秘められた潜在能力のペルソナ。その力を駆使して立ち向かう。



ペルソナ

システムはだいたい前作を引き継いでいるが、全体的に難易度が下がった。
新しいペルソナを入手するには、戦闘シーンにおいて悪魔との交渉で得られるタロットカードが必要。
ベルベットルームで必要な枚数が満たされていればペルソナを召喚できる。
フリータロットという白紙のタロットカードは好きな絵柄が描ける。
マテリアルカードを必要とするペルソナもある。



ペルソナを主人公らに降魔させることによってペルソナの能力が使用可能となる。
キャラクターと相性の良いペルソナだとステータス値もプラスになる。
戦闘によってペルソナも8段階までランクアップする。
ペルソナの魔法を使う順番によっては合体魔法が発動し、より大きな効果が得られる。



アドベンチャーパート


市内はいくつかの区に分かれており、それぞれにマップがある。人はシンボルマークで示され、話しかけることも出来る。建物の前に来て名前が表示されればたいてい中に入れる。
ショッピングモールのような場所ではいろんな店がある。もともと普通の街なので、ラーメン屋さんとか洋服屋とかそんなところだが、噂を流して裏で武器を流通させる。そういう世界観はかなり変わっていておもしろい。
敵は特定の場所にしか出てこないので前作よりも歩き回りやすい。
敵が出る建物内部のダンジョンもわかりやすくなった。




前作のレビューはこちら



ジャケット
  ペルソナ PSP版リメイク