ゲーム録

テレビゲームについて語る

 タイムホロウ 奪われた過去を求めて (TIME HOLLOW)

アドベンチャー
コナミ 2008年3月19日発売 ニンテンドーDS

KONAMISOFT

過去へのゲート

歩郎は両親が火災に見舞われる夢を見た。
前日までは両親と一緒に暮らしていたのに、朝起きてみると両親は12年前に火災で亡くなっていたことになっていた。
愛猫が持ってきた不思議なホロウペン。
それは空間に穴を空けて過去を変えることのできるペンだった。


なぜ両親は火災に巻き込まれたのか、原因を突き止めて過去を修正するのが目的。
そこに至るまでも過去が微妙に代わり、自分の周りで些細な不幸が起こっていく。
なぜ過去が変わっていくのか、主人公はその根源を突き止めに行くアドベンチャーゲーム


シナリオ監修に脚本家の秦建日子氏。
時折挿入される音声付きのアニメーションは凝っているが、本編の方でももう少し絵の枚数があったら良かった。



過去へのゲート

過去が変わるとフラッシュバックが起こる。
それは切り取られた断片のように現れ、メニュー画面で確認できる。
そのフラッシュバックには場所と時間、何をしているところなのかなどの情報が見られるが、その時点ではなにもわからないことがある。
まずはマップで場所を移動したりして情報を集める。
そうして1つのフラッシュバックのすべての情報がそろい、変えるべき過去があるとホロウペンを使うことができる。



そのフラッシュバックの場所に移動するとペンが光って画面が切り替わる。
変えたい場所をタッチペンで○を囲むとその場所だけ過去へと通じる。
状況に応じてメモをその場に残したり、ロープを切ったりして過去を変える。
なにもない場所に穴を空けてしまうと失敗となる。
穴を空けられる回数は限られているので慎重にやらなければならない。


ある事情から過去を変えても変えても堂々巡りのような感じになってしまったり、プレイヤーが先読みして過去を変えられず一本道なところがあったりと不満な部分もあるが、過去を変えていくシステム自体はおもしろかった。



ジャケット
タイムホロウ 奪われた過去を求めて