ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ブラボーミュージック (Bravo Music)

音楽ゲーム
SCE 2001年10月11日発売 プレイステーション2

SCESOFT

指揮者になりきる

音楽の町として栄えたブラボータウン。音楽堂が取り壊されることになり、そこに住み着いている妖精シンフォニーと町の少年オーケストラの指揮者タクトが、音楽で人々を盛り上げて取り壊しを阻止するというストーリー。


プレイヤーはタクトになって指揮をとる。
画面の中央に三角形やひし形に動くボールが表示されるのでそれに合わせてボタンを押す。
押すタイミングは多角形の頂点にあるキューポイントにボールが回ってきた瞬間。
3拍子の曲なら三角形が表示されていて、1小節に3回ボタンを押すことになる。
プレイヤーがボタンを速く押せば音楽も速く流れるが、とりあえずは誘導通りのタイミングで押してクリアを目指す。


○△×□のうちどのボタンを押しても良いが、ボタンを押す強弱を付けなくてはならない。
キューポイントが青のところでは弱く、緑は普通、赤は強く押す。
プレイヤーがボタンを押した強さで流れている音楽のボリュームも変化するのだ。
まさに自分が楽曲をコントロールしているかんじ。
たまにキューポイントに矢印が表示されるが、そのときは方向キーを同時に押してオーケストラに指示を出さなくてはならない。星のマークの時はボタンを長めに押して演奏をのばす。



クリアを目指す

プレイは1小節分で判定される。タイミング、ボタンの強弱が両方合わなければならない。
うまくいったときはテンションメーターがあがっていく。
1小節のうちに1回でも外すとBADになってメーターが下がる。
メーターが最大の状態で演奏を終えるとクリアとなる。


クリアできたら次へとステージを進められる。ステージは公園、サーカス、ファッションショー、古城、UFOの5つでそれぞれ2回ずつプレイすることになる。
そうして最後はホールでコンサートを開くことが可能になる。
イージーモードではコンサート演目は3曲で、すべてをうまく指揮できてクリアとなる。



各モード

ノーマルでのプレイでは、演奏がうまくいっているとメドレーモードとなり途中で楽曲が変わる。
これもクリアすることができたらボーナスゲームへと突入する。
ゲームシステムは変わらないが、ミニゲーム風になっていて、タイミング良く押していればバケツリレーも成功して火が消せるとか、ファッションショーで早着替えをするとか見た目がかわる。
ボーナスゲームをクリアすればメニューから選択して遊べるようになり、スコアアタックでやりこめる。


ストーリーで演奏した曲はメニューから選んでフリープレイや視聴ができるようになる。フィガロの結婚白鳥の湖、天国と地獄、アイネ・クライネ・ナハトムジークなど全34曲で、すべてクラシック。
パラッパラッパーとは違ってグラフィックが凝っている。
音楽ゲームなので譜面に目がいきがちで見てる間もないが、グラフィックの作り込みが音ゲーとは思えないほど力入ってるなぁと思う。ただ、ボーナスゲームはつけたしのような簡素なグラフィックだが。
演奏した動画を保存して鑑賞できるので、そのときにじっくり確認。


ウィリアムテル序曲などテンポが良くて指揮をしていて気持ちいい曲もあるけれど、総体的に1曲が長く感じてしまう。ボタンに強弱を付けるとはいえ、なんとなく単調なのだ。クラシック音楽という性質もあるかもわからない。
メドレーの曲は特にいったんテンポがずれると修正が難しく、ゲージがどんどん下がっていって回復しがたくなる。
難易度は高めで、解決方法が見つからないかんじなのがダメかな。