ゲーム録

テレビゲームについて語る

 逆転裁判2

法廷アドベンチャー
カプコン 2002年10月18日発売 ゲームボーイアドバンス
Wiiウェア版 2010年1月26日配信開始

CAPCOMSOFT WiiWare-Review

裁判ゲーム

先日、レベルファイブの新作発表会で「レイトン教授VS逆転裁判」のコラボがニンテンドー3DSで制作中であると発表された。
魔女裁判がテーマということらしいが、どういうものになるでしょうか。ダブル主演の脚本を書くというのは相当難しいと思いますが、逆転裁判巧舟氏がシナリオを担当するそうだ。
販売担当はレベルファイブでしょうか。まさかのタッグですね。驚いたのは巧舟氏だけではないですよ!この発表がカプコンからではないとは!


さてさて、本作のはなし。
プレイヤーは弁護士、成歩堂 龍一となって裁判で無罪を勝ち取るアドベンチャーゲーム
シリーズ1〜3作目まではWiiウェア版となって発売している。
大まかに探偵パートと法廷パートがあり、探偵パートで事件現場を調べたり、関係者から話を聞いて情報を収集する。
法廷パートは検察が用意した証人の証言にゆさぶりをかけ、矛盾点を証拠品でつきつけて真実を暴く。


内容は1〜4章の短編仕立てで、ボリュームはそこそこ。1章はチュートリアルも兼ねた法廷パートのみ。
シリーズでおなじみの糸鋸刑事、倉院流霊媒道の霊媒師で成歩堂の助手としてついてまわる綾里 真宵も登場。法廷で争うのは13歳で検事になったという負け知らずの狩魔 冥、18歳。



異議あり


探偵パートでは通常のアドベンチャーのように聞き込み捜査をする。すでに新しい証言が得られないときは選択しにチェックマークがつくので何度も尋ねてしまわずにすむ。
証拠品や出会った人物の写真を見せて情報を得られることもある。


今作からサイコ・ロックというのが加わった。
話を聞いていると心を閉ざして核心を突けないことがある。そんなときは綾里家に伝わる「勾玉」を使うと心の鍵を開けることができる。
ただし、それには相手が隠しようもないと断念せざるを得ないような証拠を突きつけなくてはならないので、他を当たって証拠を集めてこなくてはならない。


あらかた実際の裁判の手順とは異なるフィクションで、1日で調べ物をして翌日には裁判。新たな証言があればまた翌日は調べ物となるが、プレイするのに時間的概念はなく、情報が得られると自動的に次の日になり、開廷となる。
そもそも裁判が始まるときには証拠品や証言が全部でそろっていないので、開始時には事件の全貌が見えない状態だ。
証言をよく聞き、揺さぶりをかけて細かな情報を聞き出して、矛盾をつきつけ「異議あり!」と叫ぶ。つきつけた証拠品が矛盾をつくものでないとペナルティーが与えられ、右上にあるゲージが消費していき、それが尽きると有罪となって負けてしまう。


証拠を突きつけるには多少想像を働かせねばならないこともあったりするが、しらむつぶしがきかない新感覚のアドベンチャー

ジャケット
逆転裁判2