ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ドンキーコングJr.の算数遊び

知育・教育・計算ゲーム・2P同時プレイ
任天堂 1983年12月12日発売 ファミコン
任天堂 2007年3月27日バーチャルコンソールダウンロード開始
NINTENDOSOFT VIRTUAL-CONSOLE

ファミコンでお勉強?

パパ(ドンキーコング)が示す解答が得られるように、ドンキーコングJr.を操作して計算するゲーム。
パパが数字を掲げるので、それにぴったり合うように計算を続ける。
まずはつり下がった鎖の途中に一桁の数字があるので、それにふれると画面の隅に取った数字が表示される。
足場となる島には+、−、×、÷の記号が置いてあるので、それに触れると続けて記号も表示される。
また数字に触れると自動的に計算されてその解答が画面の隅に表示される。
その数字からまた足したり掛けたりしてパパが出した数字と同じになればクリアとなる。



ひとりでもプレイは可能だが、2Pでピンクのゴリラを操作して同時プレイもできて、どちらが速く計算できるか勝負ができる。
モードは「CALCULATE A」と「CALCULATE B」で、Aはパパが出す数字が二桁で、Bは三桁になる。
桁数が増えても入力できる数字は鎖の途中にある一桁の数字のみ。なので、効率よく少ない入力回数でクリアしなければいけない。
たとえば250という答えを得るのに、5x5=25。 25x9=225。 225+9=234。 234+9=243。 234+7=250と、5回の手順を踏むより、1+9=10。 10x2=200。 200x5=1000。 1000÷4=250と、4回の手順で終える方が早い。
ただ、手数の評価はないので、一人プレイはおもしろいとはいえない。



練習問題

「+−×÷EXERCISE」は複数桁同士の足し算やかけ算など、計算問題が出題される。筆算の形式になっているので答えは導きやすい。
下一桁から順番に計算して、ドンキーコングJr.を操作して鎖の上り下りで数字を入力する。計算問題なので、その入力方法は結構面倒くさい。


今まで知育系ゲームがヒットしなかったのは、入力の手間にあったように思う。
タッチペンで複雑な漢字まで読み取れるニンテンドーDSは、まさに最高のデバイス
ようやくこのジャンルの花が開いたという感じ。



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