ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ライオンキング (THE LION KING)

横スクロール型アクション
ヴァージンゲーム 1994年12月9日発売 スーパーファミコン

SONOTASOFT

プライドロックの後継者誕生

ディズニー長編アニメで近年の代表作といったら「ライオンキング」であろう。それをまさにそのままゲームにしてしまったのがこの作品。スーパーファミコンも成熟期とあって画像もクリア。私には馴染みのないメーカーだが、楽しめるゲームに仕上がっている。


幼少期のシンバからゲームはスタート。プライドロックを無邪気に駆け回るシンバ。基本的には踏みつけで敵を撃退。ハリネズミなど踏めない敵はそばで吠えるとひっくり返る。面白いシステムです。


ネコ科の動物だけあって身は軽い。足場から足場へ渡る時、多少ジャンプが足りなくても前足を引っかけてよじ登る。めちゃめちゃかわいい。崖っぷちにつかまってよじ登るというアクション、これはこのゲームより以前に他のゲームでもあるんだろうか。「ICO」でそのようなアクションを初めて体感した時にはちょっとした感動だったけど、こんなところでも見られるとはびっくり。


小ボスのハイエナは動きをよく見よう。無闇に襲いかかってくるので高台に登って静観。疲れて息切れしているところを踏みつけだ。それ以外の時はなんとハイエナくんは無敵なのです!



映画のイメージ通り

サバンナへと繰り出したシンバ。このステージはちょっとしたテクニックを要する。カバのしっぽにつかまって猿渡りをしたり、ダチョウの背中に乗って強制スクロールがあったりする。
走っている途中で画面中央に↑マークが現れ、プレイヤーに注意と行動をうながす。サイがいるのでジャンプでかわそう。「バイオハザード4」のような感覚だ。

サイの角で放り投げられるとボールのように丸くなり、サルの手から手へと投げられ、スーパードンキーコング('94)のタル大砲のような感じで進んでいくところもある。
そしてハイエナとハゲタカが食べ尽くした象の骨の山へ。そこを切り抜けるとシンバの叔父が仕組んだヌーの暴走シーンだ。画面正面に向かってシンバはヌーに追いかけられる。後ろから迫るヌーをかわしていくとステージクリアだ。
映画の進行通り、シンバはプライドロックを去っていく……。



オプションで難易度設定

イージーモードではプレイヤー数が多くなり、コンテニュー回数も3回あってステージの最初から再チャレンジできる。ゲームの途中で太陽のマークを取ればコンテニュー回数が1回増える。
ステージの途中にあるシンバのイラストに触れればアウトになってもそのポイントから再スタートとなる。決してたやすいゲームじゃないが、色んなアクションパターンがあってそこそこやりこめるゲームだ。
なりよりもイメージを損なわないそのまんまのキャラクターが多数登場するのがうれしい。



        
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