ゲーム録

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スーパーマリオギャラクシーレビュー&攻略


「スーパーマリオギャラクシー」


ゲームキューブの「スーパーマリオサンシャイン」以来の3Dのマリオシリーズが発売となった。
数時間プレイをしてみた感想です。


今回の舞台は宇宙空間。
画面はクリアながらも、マリオらしいグラフィック。
球形の惑星がフィールドとなるのは斬新。
引力が働いているので、マリオが逆さまになっても球形を歩いたり、ジャンプしたりできる。


視点はかなり独特なものになっていると思う。
3Dゲームでは後方からの視点が普通だが、広範囲に渡って全体を見渡せるようなアングル。
めまぐるしく視点が変わらないので3D酔いはほぼないと思う。
自分もすぐに気分が悪くなるたちだが、今のところ問題なく熱中してプレイしてる。
ただ、水中の場面では後方からの視点になるので酔いやすいかも。


初めのうちは操作に不慣れでそのアングルにやりづらいと感じる場面もあるが、それもまた難易度のうちということかもしれない。
操作感覚は、マリオは滑りやすく、助走によってジャンプ距離に違いがあるので、今までのマリオの中では空中ステージが多いだけに、敵との接触よりは落下ミスが結構あるように思った。
引力を持った惑星ならその惑星に向かってジャンプをすると磁石のようにマリオが引きつけられる。
ジャンプも重力が軽くなったような惑星もあったり、宇宙空間というこだわりを感じた。


ゲームの目的は、パワースターをゲットしていって、宇宙を明るく照らし、クッパが逃げていった遠くまで離れた惑星までたどり着くこと。
ライフは3つで、敵と接触すると1つずつ減る。
コインを取ると1つずつ回復する。
コインは50個で1upする。
スターピースという金平糖のような星はマリオが取りに行ってもいいが、リモコンのポインタでも回収できる。
これも50個入手ごとに1up。
スターピースはBボタンで投げつけることも可能だ。
敵の動きを止めたり、光るドットや光る双葉に当てるとコインが出てくるので体力回復には欠かせない。


ミスをするとコインは0に戻るが、スターピースは引き継ぎ、クリアするとゲットした数だけ持って帰れる。
クリアした時のコインの数は記録されるので、ミスなくクリアするほどいい記録が残せることになる。
リモコンを振るとマリオはスピンして敵を気絶させることが出来るので、その敵を蹴れば倒せてスターピースをゲットできる。
ジャンプして踏みつぶして倒した時はコインが出るので、記録を残したい人は踏みつけがよい。
3D空間では踏みつけは難しいので、よく考えられた方法だ。


ゼルダの伝説やペーパーマリオからヒントを得たような仕掛けもあって楽しい。
ボスは巨大で、その倒し方も色々。
スピンで尾を蹴ったり、マユの中に入ってパチンコの要領で体当たり攻撃をしたり、一筋縄ではない。
マリオも進化したものだ。


天文台と呼ばれる場所が拠点となる。
従来のマップと思えばよい。
はじめは暗がりで行けない場所があるが、ステージをクリアし、パワースターを入手していくと開けていく。
天文台にはいくつかのドームがあって、従来のワールドと同等なものと考えられる。


ドームからはギャラクシーと呼ばれる惑星群が見えるので、そこからステージに向かいことになる。
ステージ構成としては、3つのステージからなるギャラクシーが2つと、クッパコクッパが待ちかまえるギャラクシーが1つある。
それぞれのギャラクシーへ行くには、決められた数のパワースターが必要となるので、基本的にはその3つのギャラクシーの7つのステージをクリアしていくことになる。


ドームの中にはそのほかにも2つほどギャラクシーがあるが、そこをクリアしなくとも次のドームへ進めるようになっている。
そのほか、ハラペコチコにスターピースを食べさせると新たな惑星へと連れて行ってくれて、そこをクリアするとパワースターがもらえる。
ハラペコチコはステージの中にいることもあれば、天文台に出現することもある。
これらのステージは多少難易度が高い。
エイの背中に乗ったタイムアタックのレースなどミニゲーム要素の強いものもある。
そのためか、どのステージに入っても、クリアする前であっても、ステージから抜けて天文台へ戻ることができるので、クリアできそうになかったら、とりあえずあきらめることも可能だ。


いたずらコメットがギャラクシーに飛来すると、様相が変わり、その条件のもとでしかプレイできなくなる。
コメットがやってくるのは、3つのステージがあるギャラクシーに限られているようだ。
レッドコメット:4分以内にクリアする
デスコメット:体力が1になる
シャドウコメット:分身とのレースに勝利する
クイックコメット:敵の動きが速くなる
コメットの種類によって条件が課せられ、その条件でステージをクリアするとパワースターを入手できる。

コメット飛来ステージは基本的には通常のステージを使い回ししているので、これまた長く遊ぶための工夫が施されているなと思った。
分身とのレースは、影のマリオが現れ、バック宙をして壁を乗り越える等の技術を要したレースとなる。
このゲームにはタイムがないので、ゆっくりと進められるのだが、レッドコメット飛来によって、4分以内というのが意外と短いということに気づかされた。


1つずつじっくりクリアしていくとパワースターが貯まり、3つめのドームに来る頃にはそのドーム内のギャラクシーをクリアしなくてもいきなりボスのステージへと行ける。
ボスを倒せばグランドスターを入手できるので次のドームへと進めるわけだが、順番にクリアしたいので、まだその先はお預けだ。