ゲーム録

テレビゲームについて語る

 アーバンチャンピオン (URBAN CHAMPION)

格闘アクション・2P対戦
任天堂 1984年11月14日発売 ファミコン
任天堂 2006年12月2日バーチャルコンソールダウンロード開始
NINTENDOSOFT VIRTUAL-CONSOLE

ファミコン初の対戦格闘ゲーム

COM戦と2P戦を選ぶことができ、どちらも一対一の対戦格闘のゲームである。
いわゆるストリートファイターで、建物の前の道路で、素手で殴り合いをする。
攻撃はパンチのみで、上段下段、強弱の変化がつけられる。強いパンチは振りかぶるので隙が出るが、当たるとダウンを取れる。弱いパンチはジャブ程度で、素早くパンチをするが、ダウンするほどではない。
相手のパンチをガードするときは、上段か下段かを見極めないと避けることはできない。


勝敗は相手を画面の外へと追いやること。そうすると1ラウンド勝ったことになり、相手を追いかけるように画面がスクロールして第2ラウンドが始まる。3ラウンド勝ち続ければ相手側の地面にフタの開いたマンホールが出現するので、そこへ落とすように追い込めば勝利となる。
そのまま4ラウンド、5ラウンドと続いていって繰り返しとなる。



ストリートの醍醐味?


アパートメントの前で喧嘩しているのがうるさいのか、ときおり、住民が窓から植木鉢を落とすことがある。これに当たってしまうと頭がクラクラして操作不能となり、相手に隙を与えてしまう。
また、たまにパトカーが通りかかると、ゲームは一時中断。ふたりとも素知らぬ顔をして離れ、勝負はパトカーが見えなくなってから再開される。


制限時間内に勝負がつかないと、その時点で体力値の少ない方が連行されてしまう。
体力は、パンチを出したり、パンチを受けたりすると減っていく。体力がゼロになっても倒れはしないが、弱いパンチでも吹き飛ばされてしまうので、負けてしまうのは時間の問題だ。


任天堂のソフトは、こんなふうに、たとえばマリオカートだったり、マリオストライカーズだったり、コミカル的な要素を入れてくるのが楽しい。バナナの皮を落とすとか、普通のレーシングゲームではまずないことだから(笑)