ゲーム録

テレビゲームについて語る

 アイトーイ プレイ2 (EyeToy Play2)

パーティゲーム
SCE 2005年6月16日発売 プレイステーション2

SCESOFT

ゲームに自分が登場

ジャケット
Eye Toy

2004年2月11日、プレイステーション2の周辺機として発売されたカメラ「Eye Toy」。
このカメラを使ったゲームが同梱された「EyeToy Play」の第2弾が本作である。
まずはUSB接続でPS2と繋げ、カメラ本体をテレビの上などに置く。
一眼レフのようにピントも合わせることも出来る。
ネット上でドライバを拾ってくればパソコンでもWEBカメラとして使えるようだ。(公式にはアナウンスされてません)


カメラに自分の姿が映るようにテレビの前に立つ。
1〜2メートルほど離れなければいけない。
上半身が映れば問題ないので自分とテレビの間にローテーブルが置かれてあっても問題はない。
30万画素あるが、動きをきちんと感知するには明るい部屋でないとだめだ。
コントローラは使わず、自分の動きをカメラに認識させてプレイする。
内容は「はじめてのWii」のようなミニゲーム集といったところ。


 専用ソフトとしてこのほかに「フリフリダンス天国」「サルアイトーイ 大騒ぎ!ウッキウキゲームてんこもりっ!!」やコナミの「レッツプレイスポーツ!」セガの「セガ スーパースターズ」などが発売されている。



恥ずかしがらずに!

プレイ中は常に自分の姿が映っており、自分がゲームのキャラクターになったつもりで全身を動かしてゲームをするのが特徴だ。
ミニゲームは1人〜4人まで遊ぶことができる。
ゲームは12のカテゴリーに分けられておりで、1つのカテゴリーのゲームの中にも1〜3種類ほどのゲームがあるので、そのときは続けてプレイしていき、最後に得点が出る。


「たっきゅう」は自分の手をラケットに見立ててボールを打ち返す。普通のゲームなら一体感を出すために卓球台の手前側に自分がくる(つまり、操作キャラはこちらから見て背中を向けていることが多い)はずだが、自分はカメラに正面から映っている都合上、自分は台の奥に立ってプレイすることになる。球が速いので手のひらに当てて打ち返すのは結構難しい。
ちなみに相手はコンピューターで、人対人の対戦はできない。


「ひみつのスパイ」はぐるぐるとサーチライトが動いているので、その光の中に自分の姿が入らないように避けつつ、画面に表示されるお宝を手を伸ばして取るというもの。全身を使うので最後までやると息が上がってくる。



「キーパーへの道」は自分がキーパーになってボールを止める練習をする。自分は真ん中に小さく移っているが、勢いよく手を伸ばすとそっちの方に移動するようになっている。ゲームの終わりにファインプレイ集として、自分がボールを止めているときの写真が映し出されるのがなんとも恥ずかしい。


「ドラミング」はポップンミュージックのようないわゆる音ゲーだ。自分の左右と下に太鼓が並んでいるのでタイミング良く手を伸ばして叩く。叩いている感触がないためなのか、慣れるまで難しい。
そのほかには「カンフー」「エアギター」「ノックアウト」「ホームラン」「ミスターシェフ」などがある。



おまけ

スペシャルルームでは自分の姿を切り取ったり、ペイントしたり、声を使った遊びができる。
このカメラは音声も認識するのだ。
また、音声付きのビデオメッセージも作成することができる。
ただ、これはこのゲームでしか再生できないんじゃないだろうか。使い道がないような気もする。


感想としては、認識の甘いこともあり、手を動かしても(カメラに写っている自分は動いていても)反応してくれないことがある。
リズム系のゲームは楽しく、相性はよい。
あとは熱中度としては弱いようにも思うが、自分はほとんどミニゲームをやらないので、子供がやってみたらおもしろいものなのかもしれない。
何本かゲームが出ているものの、カメラを使ったゲームというのはインパクトはあるが、使い道はたやすくはないようだ。
そもそもゲームをやっているときはテレビの正面にいて、ずっとテレビ画面を見ている必要がある。
画面の中の人物を右へ歩かせたいときに、プレイヤー自身の体を右方向へ向きを変えさせるわけにはいかないのだ。
プレイヤーの動きとシンクロさせずに他の動作で右方向を向かせるとしたら、それはコントローラでの操作と変わらないということになるし。
それ見合ったジャンルやうまい操作方法があるのなら、もっと楽しいものになりそう。



ジャケット
アイトーイ フリフリダンス天国