ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ポケットカメラ (PocketCamera)

バラエティ
任天堂 1998年2月21日発売 ゲームボーイ

NINTENDOSOFT

ゲーム機で写真撮影

カートリッジ上部に球体型のカメラがついたもので、ゲームボーイのスロットに差して使う。カメラは一方向のみだが180度に回転する。カメラに写っているものは画面に表示されるので、自分撮りも思うように撮れる。
画像はモノクロで粗いので、明るいところで撮影しなければならない。
対応機としてポケットプリンタがある。感熱式ロール紙でシールになっている。
通信ケーブルを使えば友達と写真交換もできる。


Wikipediaによると、日本で一番初めにカメラ機能がついた携帯電話機が発売されたのは1999年のことで、DDIポケットより発売されたという。
「写メール」という言葉と共にヒットさせたのが、J-PHONEとシャープの共同開発による電話機で2000年のことだという。
このポケットカメラはある意味先駆者的であるかもしれない。


撮った写真はペイントでラクガキしたり、スタンプやフレームで簡単にデコレーションしたり、名刺のようなものもできる。ポケモンのイラストもスタンプもある。
ちなみに、プリクラが稼働し始めたのは1995年だという。



いろんな遊び方

画面を分割して撮影したり、反転させたりできる。たとえば「連コマ」だと画面が四分割になり、1つ1つのコマを一回一回(合計四回)撮影して一枚の写真にする。5対2の割合で画面を分割できたり、四画面でパノラマ写真を撮影できたりする。
「れんぞくどり」はシャッターを切る間隔と枚数を設定して連続して写真を撮影する。


撮った写真2枚を重ね合わせて1枚の合成写真がつくれる。
また撮った写真を何枚もつなぎ合わせてアニメーションがつくれる。
「ピクトリップ」はアドベンチャー的な簡単な紙芝居が作れる。画像の「ピクチャースポット」を設定し、そのスポットをクリックしたときに何が起こるか、効果音や画面効果、次の写真に移るなど設定できて、ゲームっぽいものが作れる。



ミニゲーム


シューティングゲームと、ゲームウォッチのような動きをする「BALL」がある。ジャグリングのように3つのボールが落ちてくるので、それを手のひらで受け止めて弾き返す。
「テクノしちゃおう!」はリズムを変えたりスクラッチ音を入れたりできる。エディットモードもついている。


ミニゲームにはこのゲームを作ったと思われるスタッフの写真が使われているが、自分で撮影した写真に置き換えるモードもある。画面の○の中に自分の顔が入るように撮影すればOK。


いろいろとできることが多いのだが、メニューがわかりにくい。系統がきちんと整理してあればわかりやすくていいのにと思う。
ニンテンドーDSiうごくメモ帳ではそのあたりが改良されているのかも。



ジャケット
ニンテンドーDSi ピンク