ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし (The Legend of Zelda: The Minish Cap)

アクションアドベンチャー
任天堂 2004年11月4日発売 ゲームボーイアドバンス

NINTENDOSOFT

相棒は帽子


その昔、ハイラルに魔物が現れ、天からの使者ピッコルたちが勇者に剣を与えた。世界に平和が戻り、人々は年に一度ピッコルまつりを行うようになった。
そして、100年に一度だけヒミツの扉が開いてピッコルたちがやってくる伝説の年がやってきた。武術大会も開催され、優勝者はグフーだった。優勝者が見られるという伝説の剣を目の前に……。
不測の事態が起こり、リンクはピッコルに会うために旅に出る。


その途中でしゃべる帽子と遭遇する。その帽子はエゼロと名乗り、リンクの頭に乗っかる。
エゼロの能力はリンクを親指ほどに小さくすること。エントランスと呼ばれる切り株などの上に乗ると姿が小さくなる。
今まで行けなかった小さな穴にも入ることができて、ピッコルたちにも会えるようになる。
ただ、小さいので水の中にはいるとおぼれてしまったり、小さくなったり大きくなったりできる場所がエントランスだけなので、行動範囲が限られてくる。


リンクはシリーズを通して自らしゃべり出すことはないので、ただの道具として存在するのではなく、こういったナビゲーターが必要になってくるのかもしれない。
イメージイラストはいわゆるネコ目リンクで、「風のタクト」のデザインと似ていて可愛い。ゲーム画面は小さい為に完璧に表現できているわけではないけれど……。



リンクのアクション

サブ画面で設定したアイテムはA、Bボタンで使う。
魔法のつぼは空気を吸い込み、ボタンを離すとその方向に風が吹き出し、何かを吹き飛ばしたりする。
モグラグローブは穴を掘り、パッチのつえは光線が当たった物がひっくり返る。
通常のゼルダの伝説にはない変わった道具が多い。
はねマントやペガサスのくつを装備してるとできるアクションが増え、ジャンプして穴を飛び越えたり、剣を突き出したまま走ったりできる。


テッシン流の剣術師範が世界各地にいるので、そこでは「剣技」を教えてもらえる。
風のタクトでも剣さばきを教えてくれる「どうじょう」がありましたねぇ。
回転斬りやダッシュ斬りなどを覚える。


また、Rボタンはそのときにできる動作があると表示され、歩いているときに回転(でんぐり返し)したり、物を引っ張ったりする。



コレクトアイテム

しあわせのカケラというのがあちこちにある。
草を刈ったり、人からもらったり、宝箱の中に入っていたりとさまざま。
カケラあわせができる人のそばに行くと吹き出しにハートマークがあらわれるので、Lボタンでカケラあわせの画面に入る。
カケラが合わさると世界のどこかで何かが起こるのだ。
合わせる相手は人だけではないので、よーく探すこと。


ヒミツのかいがらを集めると、フィギュアが当たるくじをくれる店がある。
フィギュアの種類は136種と、とても多い。しかも「くじ」なので、コンプリートは至難の業。
しかし、1度のくじで多くのかいがらをはらうと、持っていないフィギュアの確率をあげることができる。


ダンジョンの数はそれほど多くないし、こぢんまりとした作品だけど、仕掛けとか世界観がわりと特徴的で、本編ストーリーではないゼルダの伝説として楽しめる。



ジャケット     ジャケット
ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし  ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D