ゲーム録

テレビゲームについて語る

 ボンバーマン (BOMBERMAN)

アクション・パスワードあり
ハドソン 1985年12月20日発売 ファミコン
HUDSONSOFT

爆弾男

非常に単純なゲームで、画面内の敵を爆弾で全滅させ、爆弾で壊れるソフトブロックの中から扉を見つけ出してゴールすればクリアとなる。
主人公のボンバーマンは地下で爆弾を作る仕事をさせられていたロボットだが、そんな生活に嫌気が差し、地上を目指して脱出を図るというのがゲームの目的だ。


ステージは全部で50面。画面の広さは横に2画面ほどで、ステージ数が増えていっても広さは変わらず、敵の強さが変わるだけである。強さといっても動きが速くなったり、壁をすり抜けられたりとその程度で、飛び道具の攻撃を仕掛けてくることはない。ミスをするのは敵と接触したときか、自分の爆弾に被爆してしまったときだけ。


時間内にクリアできなければ動きの速い敵が多数出現し、クリアが困難になる……というより不可能だろう。これが突破できるなら、タイムアップにはなっていないだろうから。
また、扉に爆風が当たってしまっても敵が出現するので気をつけないといけない。


初代ボンバーマンは一人用であり、対戦などはない。



コツコツとアイテムを取得

ボンバーマンは初め、1個の爆弾しかセットできない。火力も上下左右方向に1ブロック分である。爆弾はセットから一定時間後に自動的に爆破。そのとき爆弾の火力が届いた場所にあるブロックや敵を壊すことが出来るのだ。

1ステージに1個ずつ決まったアイテムがブロックの中に隠されているので、爆弾で壊していけばよい。
アイテムは爆弾を一度にセットできる個数を増やすものや、火力を長くするもの、足を速くするローラースケートの靴などがあり、これらはミスをしても減ることはない。


そのほかには爆弾の爆破時間をコントロールするリモコン、爆弾や壁をすり抜けられるようになったり、火力に対して無敵になるアイテムがあるが、これらは一度やられてしまうと失ってしまうアイテムだ。
リモコンと耐火アイテムがあればほとんど難なくクリアできるが、ステージが進むにつれ、これらのアイテムを失ったときに苦戦を強いられることになる。



隠れキャラ

5面クリアごとにボーナスステージがある。ソフトブロックもなく、ここでは敵や爆弾に当たってもミスにはならないのでどんどん敵を抹消していけばよい。


また、随所に隠れキャラが出現する。出し方は難しく、特定のステージで、敵を倒さずに扉を通過するとか、ブロックを壊さずに敵を全滅させるといった方法。得点が加算されるというメリットだけであるが、出現したときにはちょっと得した気分。


ゲームオーバーとなってしまったときはパスワードが表示される。それまでに取得した爆弾の個数と火力の長さで、ゲームオーバーとなったステージから再開できる。
でもまぁ、パスワードがなくてもオールクリアはそう難しいものでもない。一番のコツはあわてないことである。