ゲーム録

テレビゲームについて語る

 エフゼロ (F-ZERO)

レーシング
任天堂 1990年11月21日発売 スーパーファミコン

任天堂 2006年12月2日バーチャルコンソールダウンロード開始
NINTENDOSOFT VIRTUAL-CONSOLE

SFレーシング

レースが繰り広げられるのは西暦2560年代。人類が宇宙へと飛び出し、異星人との交流を持つようになっていた。超磁力技術を駆使したホバーマシンで宇宙空間でのレースが始まる。
ガードレールに触れるとダメージを受けたり、スリップする路面があったり、トラップが仕掛けてあってアクション性のあるレーシングゲームである。


説明書に載っているキャラクターはアメリカンコミックのようだが、マリオカートのようにマシンに乗っているところは見えず、ゲームの中ではあまりキャラクターは生かされていない。


プレイヤーが選べるのは4つのマシン。エンジン、最高馬力、最高速度、総重量、加速力と、それぞれの性能が異なる。
賞金を荒稼ぎしているキャプテン・ファルコンが操縦する「ブルーファルコン」はオールマイティなマシン。
ドクター・スチュワートが操縦する「ゴールデンフォックス」は軽量で加速力あるがコーナリングが難しい。
元軍人のピコが操縦する「ワイルドグース」はダメージに強く、他のマシンに多少当たろうが負けない。
サムライ・ゴローが操縦する「ファイヤースティングレイ」は重量が重いがトップスピードは一番。



ゲームモード

ゲームモードは「GRAND PRIX」と「PRACTICE」がある。
「PRACTICE」は練習用のモード。ひとりでも走行できる。


「GRAND PRIX」は勝ち抜き戦。リーグは「KNIGHT」「QUEEN」「KING」があり、クラスはそれぞれ「BEGINNER」「STANDARD」「EXPERT」があって難易度が違う。コースを5周し、最終的に3位以内で次の段階へと進める。だが、それまでに規定の順位を上回っていないと脱落となってしまうので気は抜けない。



テクニック

ほかのマシンに接触したり、ガードビームに当たるとパワーメーターが減っていき、ゼロになるとリタイヤになる。スペアマシンがあればリトライできる。途中、ピットエリアを走行すればパワーを回復することができる。

各周やレース終了時の順位に応じてポイントを獲得し、一定のポイントがたまるとスペアマシンの台数が増える。


コースを1周するたびに、画面右下のゲージが溜まる。ボタンを押すとスーパージェットが作動して少しの間スピードが上がる。
コース上にあるジャンププレートを通過するとジャンプでき、加速したり、コースをショートカットすることにも利用できる。ジャンプしたときは画面が縮小したりして、スーパーファミコンの新しい技術が取り入られている。


コーナでLRボタンを押すことによって、ドリフトとまではいかないが、体重移動できる。
後ろからマシンが迫ってくると、「CHECK」と文字で知らせてくれるので、ポジションをうまくとって抜かれるのを阻止することも可能だ。


ごくシンプルなレーシングゲームだが、リアル系とはひと味違うアクション的なレースがおもしろいところだろう。



       
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