ゲーム録

テレビゲームについて語る

 女神異聞録ペルソナ

ロールプレイングゲーム
アトラス 1996年9月20日発売 プレイステーション
SONOTASOFT

瀬田区御影町のとある高校生

聖エルミン学園の高校生が主人公で、パーティを組む仲間もみんな同級生。架空の現代日本を舞台にしたRPGだ。
主人公らは未来の自分が見えるという「ペルソナ様遊び」をしたところ、不思議な現象が起こるようになる。
ペルソナとは自分のもう一つの人格。
主人公らはペルソナに目覚めたのだ。


様々なペルソナを憑依させて能力を得た主人公らは、黒いウワサの絶えない「SEBEC(セベク)」というハイテク企業とその社長の神取を追うことになる。



スペルカード

敵と遭遇するとまず「FIGHT(戦う)」「ESCAPE(逃げる)」「CONTACT(コンタクト)」などの行動を選択する。
戦う場合には「SWORD(剣)」「GUN(銃)」「PERSONA(ペルソナ)」などの中から攻撃方法を選択する。



コンタクトというのは敵と話しをするためのコマンドだ。
キャラクターごとに話す内容は異なり、「勧誘する」や「おだてる」「泣き落とす」などがあり、敵の性格や敵の持っている感情によって反応は全く異なる。
敵が強く「興味」を持ったときが一応の成功となる。
アイテムかもしくはスペルカードをくれる。「怒り」や「恐怖」などが高いと場合によっては相手がステータス異常に陥ったりもする。


スペルカードというのはその敵自身のことを書き記したものであり、ペルソナを合成するために必須なので、新たな敵に出会ったときはコンタクトを取ってスペルカードを入手しておきたい。
ただし、カードは一度に12枚しか持って歩けない。
スペルカードやアイテムをもらった場合は話し合いで決着がついたことになるので、戦闘にはならない。
また、攻撃してしまった後にコンタクトは取れない。



ペルソナの力を得る


敵との交渉によって得たスペルカードはベルベットルームにいるイゴールによって使える状態となる。
まずはスペルカードを選んでペルソナを合成する。
組み合わせによっては相性が悪く、事故が起こる場合もある。
合体によってできるペルソナも様々で、スペルカートに書かれた敵が持っている魔法を継承したりもする。


ペルソナは降魔という方法で主人公らがそれぞれ使えるようになる。
1人につき3体まで降魔でき、実際の戦闘で使うペルソナは1体だけアクティブ状態にしておける。
アクティブにするにはベルベットルームでなくても、戦闘中にも可能だ。
ペルソナをアクティブにしておくと、そのプレイヤーのステータスが付加される。
上昇値はペルソナの種類やペルソナのレベルによって異なる。メニュー画面で確認が可能だが、ペルソナが付いたことによって上昇したパラメーターは色違いで表示されるのでわかりやすい。
ペルソナとプレイヤーには相性もあって、能力が飛躍的に伸びる場合もある。
ペルソナを降魔させておかないとそれだけステータスも低いということになる。
アクティブのペルソナは戦闘で呼び出して魔法が使えるようになる。
ペルソナを戦闘で使った場合のみペルソナのレベルが上がっていき、ペルソナが新たな魔法を覚えることもある。
ペルソナのレベルの最高値は8。


ペルソナはベルベットルームで16体保管しておくことができ、パーティは5人までであるので、降魔できるのが合計15体まで。トータルで31体のペルソナを作っておける。
それ以上のペルソナを合体させるには消去する必要があり、イゴールがやってくれる。最高レベルにまで育てたときのみ消去時にアイテムをくれる。



難易度は高め


敵の耐久性が結構高いので戦闘が長くなりがち。
ペルソナは威力が高いが、SPを消費するので常に使うとあとで使えなくなりそうっていうのがある。
というのも、セーブポイントや回復施設が少なめなのだ。
あと、新たな武器を入手できる機会も少なく、肉弾戦が厳しいなぁという印象だ。


キャラクターも漫画っぽい強い個性を持った人物が多いが、ゲームの雰囲気を作り出すことに成功していると思う。
世界観やシステムは独創的であるし、比較的序盤でのシナリオ分岐があることなど、魅力のつまったゲームだ。



リメイクで遊ぼう

ジャケット
ペルソナ
 2009/4/29 発売
PSPでリメイク。
エンカウント率を調整し直し、難易度も3段階から選べるようになった。
バランスを見直しているので、遊びやすくなっていると思われる。


ジャケット
ペルソナ4